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フィリピンに蔓延る汚職警官

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コラム
2018年07月17日

フィリピンに蔓延る汚職警官

フィリピンは、まだまだ発展途上の国であるがために、

不正行為が比較的行いやすい環境が、一般市民の生活にも存在する。

その最たる例に、MMDATraffic Enforcerが挙げられるのではないだろうか。

 

このTraffic Enforcerとは、日本の警察で言う所の

交通課交通機動隊の様なもので、

マニラで運転する際には年に数回、お世話になる人たちだ。

 

どの様な形でお世話になるかを説明する前に、

ざっとマニラの交通事情を説明しようと思う。

 

 

〜交通ルールはどこへ?秩序なきマニラの道路〜

 

さて、ここ数年でとうとうインドネシアのジャカルタを抜いたと言われる、

史上最悪と思われるマニラの渋滞。

数キロの移動に1時間を要する事は日常茶飯事で、

自転車移動の方が時間的に早いというのが現状だ。

素人目にもわかる、原因が数点あるので、挙げてみた。

 

 

・警官の効率の悪い交通整理

・設計がどう考えても渋滞するであろう道路

・道路標識、信号の表示方法が雑、または目に入りづらい場所にある

・乗合バス(ジープニー)やバイクタクシー(トライシクル)の無秩序運転

 

 

これ以外にも挙げればキリはないのだが、

改善する気になれば不可能なことではない。

その為にはTraffic Enforcerの努力が欠かせないところなのだが、

こいつらのタチが悪いのだ

 

 

〜Traffic Enforcerの業務内容〜

 

奴らの仕事で代表的な物は、交通整理違反取締りなのだが、

違反取締りにおいては、実によく仕事をしていると言えるのではないだろうか。

 

普段は大雑把な国民性のフィリピン人とは思えないほど、

細かい違反を見つけたりしている。

 

そして、実際に細かい違反で自分が捕まると、

周りの無秩序なジープニーやトライシクルの違反は

見て見ぬふりしているEnforcerにすごく腹がたつのです。

 

 

なぜジープやトライシクルは無視するかって?

そりゃドライバーが貧乏だからです。

 

 

要するに奴らは自分の懐を暖かくしてくれそうなドライバーが乗っている、

一般車両ばかり捕まえるんです。

 

 

 

 

〜体験談〜

 

私が実際に体験した内容を紹介したいと思います。

あれは忘れもしない、ニノイ・アキノ国際空港ターミナル3前の道路にて

路肩に停車していた時のことである。

 

 

路肩には「No Parking」の文字があった為、

駐車禁止と解釈した私は、ルールに則ってハザードを炊き、

運転席から離れずにいた為、停車扱い=違反ではないという頭でいた。

 

 

すると突然、緑の服を着た、みるからに頭の悪そうな奴が運転席の窓を叩く。

 

 

窓を開け、「何の用だい?」と聞くと、

「BAWAL(タガログ語で禁止の意)!!〜〜〜〜〜」とタガログで喚いている。

この時、大体の言っている事は理解したのだが、

一応、英語で言ってもらう様頼み、彼の言っている事を理解した。

 

そう、御察しの通り駐車禁止だから、違反切符切るよ、という事なのだ。

 

普段なら受け入れて、賄賂の交渉に入るのだが、

この時ばかりは頭にきたので真っ向から対決したのだ。

(こういう場合は大概自分の状況が悪化するだけなのだが)

 

その内容を、ざっくり紹介しようと思う。

 

 

 

汚職警官(以下O君):おい、駐禁だぞここ。切符切るからライセンス出せ。

 

私:嫌だ。駐車じゃなくて停車だ。ゆえに違反じゃない。

 

O君:いや、止まってるから駐車じゃん。違反だよ。

 

私:標識見ろ。Parkingが禁止でStandingは禁止って書いてねえだろ。

 

O君:なんでもいいからライセンス出せ。

   俺が違反って言ってるんだから違反だ。

   従わないなら上官を呼んで牢屋にぶち込むぞ。

 

私:おう、呼べるもんなら呼んでみな。どーせ脅しだろ?

  大体標識の意味をちゃんと理解もしてないくせに何がTraffic Enforcerだ。

 

 

すると…無線に手を伸ばし、何やらタガログで話し始めるO君。

 

こりゃまずい…

 

 

私:悪かったってー、ごめんってー、ライセンスだったよね?

  はい、これ!

 

O君:もう遅い、呼ぶから待ってろ。

 

私:いやいや、ちょっと待って、いくらで和解してくれる?

 

O君:俺はそんな汚れた金のために働いていない。バカにすんな!

 

私:違うんですよ、これはバカにしているわけではないんです。

  あした私は日本に帰らなければいけないので、

  ライセンス取られてしまうと

  罰金を役所に納めに行く時間がないんです(全部嘘)。

  だから代わりにあなた様に直接、お支払いさせて頂けませんでしょうか?

  その受け取り代行費用として罰金に色つけますから!!

 

O君:そうか、そーゆー事なら仕方がないな。

   初めからその態度でくればいいんだよ。

 

私:ありがとうございます!で、いくらですか??

 

O君:君の気持ちに任せるよ。

 

私:500でいい?

 

O君:いいよ!

 

 

と、こんな感じでどんな窮地に陥っても、ひたすら謝って、

お金を払う意思を伝えていればなんとかなる物なんです。

この国ではいくら自分が正しく、論理的に勝ったとしても、所詮外国人。

喧嘩しても勝てないので、最初から受け入れて支払った方が得なんです。

賄賂を渡すときは、お金を受け取る正当性を示してあげる事がコツですね。

ちなみにフィリピン交通違反の罰金表は下記のサイトより。

 

〜罰金表〜

納得できなくてもぐっと我慢し受け入れる。

その様な場面は、もちろん日本でもあるでしょうが、

こちらフィリピンではその回数があまりにも多いのです。

 

 

 

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