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先日亡くなられた、テラスハウス演者の木村花さんに関して

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コラム
2020年05月26日

先日亡くなられた、テラスハウス演者の木村花さんに関して

本日もマニラでは蝉が元気に鳴いており、動く気力を奪うほどの光を太陽が注いでおります。

幸か不幸か、自粛休業中のため、冷房でキンキンに冷えた自宅から一歩も出ずに快適な生活を送っているのだが、その高性能な冷房ですら私の頭を冷やすことの出来ないほど下らない意見が日本社会で飛び交っているようだ。(注:下らないと言っているのは自殺に関してではなく、それに対する一部の意見である)

2020年5月23日、プロレスラーの木村花さんがSNS場での誹謗中傷による精神的ダメージから自殺した。きっかけとなったとされているのは、彼女が出演していたフジテレビやネットフリックスで放送されているテラスハウスの3月31日に起こった事件。

簡単に説明すると、彼女の仕事着であるプロレス用コスチュームを洗濯、その後洗濯機内に放置していたため、同居人男性が彼女の衣装が残っていることに気がつかず洗濯機をまわし、乾燥まで行ったためコスチュームは変色、縮んだため使用不可になった。それに対して激怒した彼女、というような内容の描写だったらしく、世間はこれに対して洗濯物を放置した彼女に非があるという方向で誹謗中傷がSNS上で行われたとのことだ。(完全に私もそちら側の意見である)

そして自殺後の現在、再び世間ではSNS上でおかしな論争が繰り広げられているのである。

 

現在のSNS上で多い主張は?

基本的には同情する内容が多く見られ、かつて彼女を叩いていた人たちは雲隠れ。

挙げ句の果てには番組制作側のフジテレビや、政府の対策がなされるべきだ、との意見まで出ている始末である。多く見られる意見をいくつか挙げ、特におかしな内容のものを紹介しながら、私の意見を綴っていきたいと思う。

 

・その誹謗中傷を生んだのは、あなたの番組を放送するフジテレビの番組制作における演出と編集なんだけどね。出演者に対して持つ視聴者の印象なんて、編集次第で180度変わる。テラハの番組制作側は、木村さんにヘイトが集まるような演出や編集をして放送した。さらに、SNSで炎上する木村さんへのヘイトを番組の盛り上がりに利用していただろ。番組制作側も同罪だよ。少なくともフジテレビの番組で偉そうに糾弾するのは、盗人猛々しいと言える。

 

この意見に対しては番組制作サイドはオファーを木村さんに出し、それを受ける形で成り立っているわけだ。そこに金銭や何かしらの報酬を出しており、契約として成立している以上、番組制作サイドに罪があるという言い方は日本の社会の構造を踏まえて考えると的外れとしか言いようがない。例えば代々続く料亭の料理を食べる際に、店主がこだわり抜いて作った料理にソースや醤油を過剰にかけて食べたとする。これは店主が願う本来の食べ方と違ったとしても、契約成立後に消費者側がどのように味付けしたとしても文句を言う権利は店主にはない。文句を言いたいなら契約成立前に契約内容に盛り込まなければならないのでは?あなたは飲食店でその様な論争が行われていて口出ししますか?

つまり制作サイドは花さんを撮影し、いかなる編集をしようが我々外野の口出しすることではないのだ。

これは芸能人の不倫で騒ぐ低俗な連中と同じで、当人同士の問題に口出しする必要性がないという事象と通じる性質がある。言葉を選ばず本音を言えば、「アホくさ」である。

 

・消す位なら最初から書くなよ。軽い気持ちでのネット匿名書き込みでも人を傷つけるし、犯罪行為となり自分をも傷つける。覚悟がないのに軽い気持ちで書いてる人たちには処分が必要。削除した分も含めて、調査してそれなりの責任を負わせて欲しい。

・無責任な誹謗中傷を名誉棄損や脅迫で摘発する件数の少なさが横行を許している結果なのだと思います。書き逃げで追跡出来ない事も無い様に記録も残すべきでしょう。犠牲者をこれ以上出さない為にも、規制の出来る法整備と取り締まりの強化が急務だと思います。一般社会でダメな事はネットでもダメ。どうしてその常識を維持できる環境にするのにこれほど苦労をしないといけないのでしょう。そこを考えるべきです。

 

この意見は突き詰めていくと民主主義国家の崩壊を招く第一歩になりかねない。憲法により定められている表現の自由を取り締まると言うことは、改憲、つまり根幹から日本を変えると言うことに繋がりかねないのではないか。これを行えば支持率急降下の立憲民主や、アベノマスクに関するネガティブ意見をSNS上で個人が発信できないと言うことにもなり得る。つまり政府がより強大な権力を握り、中国や北朝鮮の様な社会主義国家への変貌を遂げる可能性も孕んでいるのである。こういった方々は、その辺の事まで考えが及んでいないのでしょうが、国にプライベートを監視される生活を望みますか?私は嫌だ。故にこの意見に対しても、「アホちゃうか?」と思ってしまう。匿名であるからが故に出る本音、絶対にあるんです。この本音が表に出てこないと政治家達は暴走する可能性があるって事を考えましょうね。

 

私の中での結論。

 

以上の事から、俗世には沢山の思慮が足りない方々がいらっしゃるという事がわかりました。

これは人気取りしか頭にない著名人や、それを面白おかしく報道するマスコミが全ての事の元凶だと感じる。

つまり、心の底ではちっとも花さんの死に感じている物がなかったとしても人気を取りたい著名人は前述に近い意見を述べたりする。そして晒すマスコミ、信じる俗世の最悪な連鎖現象なのだ。

この事件を簡略化して言えばいじめられて自殺した人がいましたよ!こんなの法で取り締まらなきゃダメだよ!という事である。という事は小、中学生が「おいうんこマン!くせーんだよお前!」といういじめが発生し、被害にあった児童が自殺しました。はい、いじめたあなたは逮捕です。という事をやれって事ですか?(ここで少年法適用されるからとか野暮な意見はいらん)この様な事が起こってもあんた達は法整備しろって言わないのでは?極論、そういう事ですよ。

小さな事象、大きな事象、人の自殺に関してはあって良いわけがないのですが、残念ながらそこに大小は存在し、ネタになるから取り上げられている。

こんな事は考えずともわかりきっている事なので、大人になってから誹謗中傷に耐えられないメンタルの人は公的電波に乗る様な仕事を引き受けなければ良いのではないでしょうか。

引き受けてしまったという事は誹謗中傷を受けることもひっくるめて仕事、なぜなら有名になるという対価を伴っているからです。

お金を受け取り仕事をする。知名度を得るからこそ多少のリスクがあっても引き受ける。これって相応の覚悟がないならするべきではないんですよ。僕ら経営者だって、お金はいいけど、満足させる自信がないオーダーは泣く泣く断ることだってあるんですよ。身の丈に合った仕事を選ぶ、引き受ける。これは20歳を超えて社会人の仲間入りをした時点で自己責任、自己判断でするべきことなんです。

それを政府に法整備しろとか甘ったれたこと抜かすんじゃねえよ、と私は思った次第でございます。以上。