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他愛無き座談会INマニラ

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インタビュー
2016年06月23日

他愛無き座談会INマニラ

今回はインタビュー企画の延長で座談会を開催致しました。

気心の知れた同年代3人で、海外で働いてみたこの数年間を振り返り、語り合ってみる。そんな企画です。こんなの公開してしまっていいのか?なんて声も聞こえてきそうですが、面白可笑しく書いてみましたので、皆様、読んでみて下さいませ!!

 

他愛無き座談会INマニラ

 

古城(以下古)「それではまず、皆さんの経歴をザックリ紹介して頂けますか?」

 

岡戸(以下岡)、町田(以下町)「そこは年功序列でしょ?」

 

古「しょうがないな。俺は大学を卒業した時に、新卒採用の状況がリーマンショックの煽りを受け、厳しかったという事もあり、すぐに就職活動をやめてしまった。そしてタクシードライバーとして1年間働いた後、フィリピンに単身赴任している父から誘われた為、英語の勉強の為に渡比しました。英語を1年間勉強した後、今の英語学校責任者と言う立場で採用して頂きました。渡比歴は5年目です。普通自動車2種免許のプロドライバーです。笑」

 

岡「・・・何か普通ですね・・・あんま面白くなかったけど。笑」

 

町「そこ求めます?笑」

 

古「まあまあまあ、まずは真面目にいこうよ。笑。次、岡戸君!」

 

岡「僕は大学に5年行っていました。というのも留年じゃなくて休学して、留学をしていたんですけどね。うちの大学は交換留学制度があったので、それを利用してまずは10ヶ月間、カナダで勉強をしていました。その後、卒業時に内定は貰っていたんですが、その時に、また海外へ行きたいと言う願望があった為、内定は撤回して頂き、休学をしてオーストラリアへ留学しました。留学中はバックパッカーもやっていて、東南アジアやヨーロッパを数か月放浪していましたね。帰国後、就職活動をインターネット上で始めたのですが、勤務地を海外で調べた結果、現在の会社に海外駐在員枠として入社しました。2年程、日本国内営業を担当し、25歳の時に赴任しましたね。」

 

町「じゃあ、3人とも25歳の時にフィリピンに来たんですね。」

 

三人「あ、本当だ、うぇーい!笑」

 

岡「そして今フィリピン4年目です。それと留学中の補足ですけど、向こうで遊びまくってたので、1年の留学予定が10ヶ月で強制送還されましたね。あ、ここカットしてもいいですからね、古城さん。笑」

 

古「何してるんだよ。笑。じゃあ次、町田君お願い」

 

町「1年休学されていた岡戸さんと卒業年度が同じだと思うんですけど、私は丁度、リーマンショック後での卒業だったんです。」

 

古「俺もだ。笑」

 

三人「お、また同じじゃん!ウェーイ!笑」

 

町「4流、寧ろ5流大学だった私は、リーマンショックで周りが就職活動に苦労していたのを目の当たりにして、ろくに就職活動もせず、海外留学を決心し、中国へ行きました。まずは北京の大学へ1年、その後、廈門の大学へ編入し10ヶ月。そして就職が決まったので退学し、前職にて上海で半年間研修後、立ち上げでマニラに赴任しました。今3年目です。」

 

岡「何で中国だったんですか?」

 

町「父が中国文学部卒で、幼少期より中国に触れていて抵抗がなかったのと、また経済学部だったので中国経済を学び、中国語ができれば向こう50年は職に困る事は無いだろうと思ったんですよね。」

 

古「何で英語じゃなかったの?」

 

町「自費留学だったので欧米は難しかったのと、そもそも英語が全然できなかったんです。笑。まさか海外に出るなんて思いもしていませんでしたし、中2で諦めましたね。笑。」

 

 

・フィリピンと言う地の労働環境で感じた事


古「なるほどねえ、皆普通の経歴ではないよね。

さておき、次のお題。フィリピンで行っている業務内容や、働いて感じた事を話しましょう。まずはうちの業務内容だけど、フィリピン留学を主な商品とする英会話学校を運営しています。英語学校なので、現場業務にはあまり日本人は必要ない労働環境僕以外は皆フィリピン人従業員。そんな環境なので、フィリピンの労働環境に僕があわせる形でマネージしているのですが、第1に明るい、そしてコミュニケーション能力が高い、と言う事をフィリピンの従業員には感じております。反面、時間や仕事のクオリティに対してルーズだなと言う印象もある。そこをどの様にマネージするか、日々頭を抱えています。では岡戸君、お願い。」

 

岡「はい、うちは金属の材料販売をやっております。金属専門商社という括りになります。95%は日系企業がお客さんなので、フィリピンにある日系企業の工場に法人営業をかけるのが僕の仕事です。その際に担当部署の窓口のローカライズ化が進んで来ているので、フィリピン人の方と打ち合わせをするという回数も年々増えて来ている様に感じています。その打ち合わせの時にフィリピン人の英語に関して感じる事があるのですが、流暢ではない方も非常に多いという事です。というのも、タガログ語が混じっていたり、発音もタガログよりの発音だったり等、完璧な英語では無いという事ですね。もちろん大卒フィリピン人の方は流暢に話せる方も多いですよ。但し、フィリピンは英語圏であるという認識を、日本にいる方々は持っていると思うのですが、あくまでも第2外国語。何故フィリピン人なのに俺より英語ができないんだ?と言うのはオカド違いだと思うんですよ。岡戸だけに。笑」

 

(一同爆笑)

 

岡「要するに英語1つとってもそうなのですが、ここはまずフィリピンである事。この国で働かせてもらっていると云う意識を忘れず、この国に順応する事。これが1番海外で働く為に重要な事だと思いますね。よく日本人との会話の中で、「フィリピン人は仕事が出来ない」等の話を聞くのですが、私はそうは思いません。話を聞く事に関して、フィリピン人は長けている。詳しく話を聞くと、日本人の指示の出し方が曖昧だったり言葉の問題でニュアンスが上手く伝わって無かったりする事が多い。先程言った様に、日本人、フィリピン人はどちらも英語は第1言語ではないので、英語で会話する場合はしっかりと相手に自分の言いたい事が伝わっているか?を意識しなければいけません。ごく稀にいらっしゃるのですが、フィリピン人を見下している方がいるのは非常に残念です。」

 

古「そうだよね。ポジションが高い位置に据えられているから、自分は偉いんだ!という発想をしてしまい、自分、日本基準になっている管理職の方も稀に…」

 

岡「まぁ、そう言いながらも最初の頃はかなりフィリピン人に苦しめられましたけどね。笑 この国の場合は寛容になる事がコツですよね。敢えてもう1度言いますが、海外で働く為に必要な能力として、語学力はもちろん大切なのですが、順応する力。フレキシビリティ(Flexibility)だという事は忘れないでほしいですね。」

 

古「確かにそう思う。その辺、中国はどうだった?その前に業務内容とか聞いてなかったね」

 

町「今はボニファシオで、日本人向けの幼稚園立ち上げ、また法人営業に携わっています。前職でも立ち上げ業務、法人営業担当でした。そんなカッコイイものではなく雑務中心です。今でも職種柄、岡戸さんと同じ法人営業でも、日本人責任者の方々とお会いしているので、まず外国人従業員と関わる事がありませんでした。同時に自社オフィス内、中国でもそうだったのですが、外国人従業員は日本語が話せ、且つ、日本滞在経験のある従業員ばかりだったという事もあって、他の日本人駐在員の方からよく聞く、業務上の外国人に対するネガティブな感情を抱いた事がありませんので、岡戸さんの視点とは別の視点から、自分が気を付けている事、諸先輩方から頂いたお話をしてみようと思います。それは海外の日本人コミュニティは、凄く狭い社会だという事です。それがマニラだと顕著に出ていますね。広大な中国では15万人前後の日本人が駐在しており、上海だけでも約8万人もおりますが、ここフィリピンではその4分の1程度しかいない訳ですから。マニラだけではもっと少ないでしょうね。故に良く有りがちな、海外だから、若いから、といい加減な対応をするのではなく、相手も自分も同じ日本人、また社会人であることを忘れず、仕事をする様にしています。良くも悪くもすぐに噂は広がりますから、会社の看板を背負っている以上、その点、非常に気を付けています。実際にはいい加減な奴、と思われているかもしれませんが。笑」

 

 

・若手だからこそ…


 

古「皆さんよく見ている。人によってはカマかけて我々、若手の事を測ったりするしね。」

 

町「はい。だから若手だからこの位で良いでしょ、ではなくて若手だからこそしっかりやらなければいけないと思うんです。中国に留学していた頃によく見かけた日本人の交換留学生のパターンとして、中国語ができるから仕事はいくらでもある、余裕でこなせる、そんな風に考えている学生が多かった。しかしRPGゲームに例えて『レベル1の勇者が、最強の武器で魔王に挑んでも、まず勝てっこない』という事です。専門職は別ですが、日系企業への就職を着地点とするのであれば、言語取得と同時に、まずは内外的にもビジネスマナーや、机上の勉強ではない勉強、そう言った社会人としての礼節をしっかりと身につける事が、我々若手、特に新卒で入社される方が、最初にすべき事なのではないのかな、と。」

 

古、岡「例えが分かり易い。笑」

 

岡「確かにそれは感じる事が多いですね。最近流行の、新卒海外就職で海外に来る若手は特に気をつけてほしいです。町田さんが言った様に、基本のビジネスマナーというのは日本である程度は先輩達から教わるはずで、新卒海外就職の場合は、日本人の先輩があまりいない職場にいきなり身を置く訳ですから。フィリピンローカルの会社に就職する場合、話は別ですが、こと現地日系企業に就職する場合、何故海外で日本人の需要があるか?を考えれば自ずと答えは分かるかと思います。これは国内外問わずですが、海外では特に能動的でないといけないかもしれませんね。」

 

古「その点、俺は学ぶ機会無かったけどね。笑」

 

岡「そう言われてみれば確かに・・・。」

 

(一同苦笑)

 

町「かくいう私も日本での業務経験は、ほとんどありませんが。笑。留学時代に企業派遣で留学に来られていた方々と交流させて頂いたのは、良い経験になりました。」

 

岡「ですね。話は変わりますが、実は私、最初は海外で働く願望が強すぎて、現地採用でも良いと思って就職活動していました。でも当時の大手企業に勤めている海外駐在経験のある先輩に相談すると、絶対に駐在員待遇の就職先で探すべきだ、とアドバイスを頂いたのです。というのも給与、待遇が全然違うので。現地採用を否定するわけではないのですが、実際に今こうして海外駐在員として海外に住んでみて、本当に良かったと思う。正直、海外駐在員になる為に、人一倍の努力はしましたけどね。」

 

古「でも現地採用でも俺より待遇が良い人なんて山ほどいると思うよ。只、待遇が良いからって、現地採用に甘んじて、ある程度のクオリティで仕事しておけばいいや、って人も多いと思う。」

 

町「偏見かもしれませんが、往々にして業務への意識が低い気がします。英語の勉強にもなるから、とりあえず現地採用で働ければいい、位に考えている。でもそれって間違っていますよね。」

 

岡「英語を勉強する為の海外就職であるべきではないんです。お金を頂いて働いている以上は、精一杯持てる力を仕事に注ぐ事が、社会人としての義務です。ましてやフィリピンでの我々は、日本を代表して来ている、としっかり自覚しないといけないと思います。我々ここでは外国人ですから。我々の行動がフィリピン人の日本人に対するイメージに繋がりますからね。」

 

町「うん、手段と目的が逆になってしまっていますよね。言語学者になるならまだしも、ほとんどの場合、最終的には語学を取得して職に就く事が、まずは初めの目的でしょうから。」

 

古「仕事ができる人が言うなら良いけどね。仕事ができない人が勉強ついでの仕事なんて言ってしまってはいけないよね。その種の方々には素直に英語のみの勉強で渡航して頂きたいモノですね。」

 

(ここで可愛いウェイトレスが料理を持ってくる)

 

古「日本人は好きですか?」

 

ウェイトレス「はい!」

 

岡、町「古城さん、なに絡んでるんですか?笑」

 

古「いやいや、話の流れ的にフィリピン人の日本人に対するイメージ欲しいじゃない!!ところで何でですか?」

 

ウェイトレス「優しくて礼儀正しいから!!」

 

岡「やっぱり親日だなあ。この親日という有り難い環境を、僕らの年代でそのイメージを壊す様な事があってはいけないですね。ところで町田さん、靴下の柄・・・凄いですね!どこで買ったんですか。笑」

 

町「え!?唐突!!笑」

 

岡「古城さん、ここも記事に入れといて下さいね!!笑」

 

古「はいはい。」

 

 

・言語とは、たかが道具。


 

町「靴下の柄はさておき、私の転換期は北京留学中に、現地採用も含めた、リクルート社が主催の就職説明会に参加しようと考えて、問い合わせをした時です。私は卒業後に留学に行ったのですが、既卒の方は参加お断り!という返答だったんです。焦りました。笑。世間知らずだったんですね。日系企業の新卒至上主義に、遣る瀬無い思いもありましたが、なにくそ精神で、まずは中国語取得に必死になった。しかし最終的には交流をさせて頂いた周りの社会人の方々にお力添えを頂き、前職につけました。その時に改めて感じた事は、居心地が良い同年代のコミュニティに属する事なく、しっかりと年上の方々、世界の違う方々のお話を聞く事の大切さ。結局最後は人と人との人間関係、信頼だと思います。人種問わず、これを大切にしていきたいですね。」

 

古「結局、新卒にこだわりすぎるから、新卒の学生さんは切羽詰まってしまうよね。ただしそれは働き始めると分かるけど、新卒にこだわってその年に就職する事に固執する必要はないと思う。実力がついて、何が大切なのか、本質を見抜く力があれば、いくらでも仕事なんて見つかる。目標を持って、やりがいを得られる仕事を探しながら努力していれば、必ず良い方向に転がるよ。それに気付けるかどうかだよね。変な話、町田君なんて中国語はできるけど、英語は堪能ではないよね?フィリピンで英語ができなくても、仕事をしているという事は、やっぱり語学が第1って訳ではないと思うな。」

 

町「そうですよね。皆さん、語学が堪能な方ほど仰いますが、言語はたかが道具、本質は何を喋るのか、何を伝えたいのかって事だと思います。だからこそ海外に行ったら言語以外にも、その国の文化、その国民の思考に触れて、初めて学ぶ事がある、という事は覚えておいてほしいです。海外旅行や、海外にいても日本人コミュニティにいるだけでは、外国の文化には触れられません。長期滞在、またそこの枠を飛び出してこそ、その国の文化が分かると思います。」

 

岡「留学時代にワーキングホリデー制度を利用している方でよく見たパターンですが、英語をあまり喋れないまま日本人とばかり仲良くして帰ってくる人が多々いるんですよ。本来ワーキングホリデー制度は言語の習得を目的としていないので構わないと言えば構わないのですが、中でも、より深く語学を習得している人たちは、現地のコミュニティに自ら飛び込んでいって、喋れる様になって帰ってくるんですね。何が言いたかったかと言うと、殻に閉じこもらず、進んで文化体験、外国人と交流をしていた人は、柔軟性が身に付き言語も習得できる。もちろん自分でしっかり勉強して、その過程で英語を習得する事も必要ですけどね。何度も言いますが、仕事以外でも順応する力、フレキシビリティが大切なんだと思います。また、まだまだ日本では採用の物差しとして、語学スコアに重きが置かれていますが、それも勿論加味しつつ、才だけではなく、識の部分にもスポットを当てていけたら良いですね。」

 

 

<番外編>マニラでの休日の過ごし方


 

古「休日は大体、動画鑑賞か飲みに出かける。あとは料理。最近はローカルマーケットにマグロとか仕入れに行ってる。笑」

 

岡、町「うわ~教養人ぶってる。笑」

 

岡「僕は比較的フィリピン人の友達が多いので彼らと遊びに行ったりもしますけど、時間がある時はもっぱら筋トレとサッカーをやってます。ここでは、ほとんどのコンドミニアムにジム、プールがあるので助かっています。あとは仕事の関係上、ゴルフを少々。確かサッカー日本代表の”アモーレ”長友が体脂肪率5%くらいらしいので、そこを目指そうかなと!一応旬の時事ネタも入れとかないとね。笑」

 

町「ソフトボール、ラグビーと合唱やってますね。どれも中途半端です。この場を借りてお詫び申し上げます。それとゴルフ、カジノ。カジノはこちらの駐在員の方に教えてもらったのですが、今ではもっぱら中国人と行ってます。笑」

 

古「あ、俺もラグビーとゴルフやってる。笑」

 

三人「プライベートの充実も海外生活においては大切ですね。笑」

 

岡戸拓八(おかど たくや)
1987年5月2日生まれ(29歳)
愛知県知多市出身
2011年3月 某金属専門商社入社
2013年3月よりフィリピン事務所所長として若干25歳という若さでフィリピン駐在。
趣味:サッカー、海外旅行町田響一(まちだ きょういち)
1988年7月19日生まれ(27歳)
茨城県古河市出身
2013年4月 日系トラベル・アシスタンス企業入社
2013年12月 上海での研修を経て、子会社立ち上げにて来比
2016年4月 教育・福祉に携わる日系企業へ転職。BGCにて日系幼稚園立ち上げ業務に従事
日本の大学卒業後、北京語言大学、厦門大学へと留学。
中国駐在を希望していたが、何故かフィリピンへ。
趣味:野球、バイク

 

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