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ジャパンイズム/比島之櫻

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インタビュー
2016年02月03日

ジャパンイズム/比島之櫻

このインタビュー企画は、海外で就労する願望のある若い日本人に向けて、海外での仕事はどのような物かを伝えていく事に重きを置いております。今回、その企画の第一号をお引き受け頂いたのは SANDEN (Automotive Air-conditioning Technology Philippines, Inc.)社長、池田 理氏。池田さんとは大学のOB会でいつもご一緒させて頂いており、常に輪の中心にいる明るくて優しい先輩です。そんな池田さんのインタビュー記事を以下、紹介致しますのでご覧下さい。

 

「ジャパンイズム/比島之櫻」 第一号 SANDEN 池田 理氏

 

古城(以下K)「本日はお忙しい中、お時間頂き有り難うございます。」

 

池田さん(以下I)「遠かったでしょ!?」

 

K「はい。約束の時間に遅れてしまい、申し訳ございませんでした。」

 

数分間の談笑…

 

K「では早速ですが、インタビューを始めさせて頂きます。まず、フィリピンという外国で仕事をする時に重要な事はズバリ、何でしょうか?

 

I「管理職として、フィリピン人社員に仕事をする上で徹底している重要な事が三つあります。本当はもっと言いたい事はあるけど、まずはこれをと言う意味でね。一、時間を守る事。二、すぐ行動する事。三、自分で考える事。この三つだけ。」

 

K「今日遅れた僕が言うのもおかしな話ですが、日本では当たり前の事ですよね?」

 

I「そうそう、当たり前の事だよね。まだまだ言いたい事はいっぱいあるんだよ。でも、フィリピンではその三つの当たり前の事をやるだけでライバルに勝てる。だからその基本的な事を徹底している。一つ目の時間を守るという事は会議、始業のように日常的な所から徹底させる。そこから納期にも遅れないという習慣がついてくるからね。

二つ目のすぐ行動と三つ目の自分で考える。この習慣が両方ついていれば自分で考えて、すぐに行動するわけだからレスポンスが早くなるよね。ということはお客さんから信頼してもらえる様になるって事につながる。結局この三つの基礎ができればそれだけで信頼が得られる。」

 

K「まさにそうだと思います。そんなフィリピン人スタッフに接する上で気を付けている事はありますか?」

 

I馬鹿にしない事、下にみない事。この様な見方をしてしまう人は日本人に多くみられますが、合理的に考えたときに何も生まれません。例えば理系出身の人であればフィリピン人は数字に弱い。足し算引き算できない!と言ってはだめ。ダンスや歌は日本人の平均値より上手いとか、コミュニケーション能力が高いとか、ポジティブな点を評価してあげないと。日本流ができないからだめ、ではなくて良い所をみつける。日本人上司が自分の思い通りに行かない時に怒ってしまったら、人間関係もそこで終わってしまうのだから。」

 

〜転機〜

 

K「有り難うございます。では次の質問なのですが、今まで仕事の中で一番大きな成果が得られた事、又は大きな仕事は何ですか?」

 

I「今から十年前位の話かな。SANDENってすごく堅い会社で、カーエアコン等が主力商品だから当然B to Bが多いんです。その中で、冷凍の貯蔵庫も造っていたんだけどね。そんな所にUFOキャッチャーの景品としてアイスクリームを配置したいという話がきたんです。普通だったらうちは断る様な話。でもその頃、私はゲームセンターに子供と一緒に頻繁に行っていて、アイスのUFOキャッチャーがあったら良いなと常日頃から考えていたんです。だからこそ、『このプロジェクトは当たる』と確信、進言した結果、担当として抜擢され成功を納めた。当時他になかったから独占市場、価格も自分で決められる状況でしたしね。」

 

K「なるほど、常に考えていたからこその発想だったと言うわけですね。」

 

I「そうそう、フィリピンにもこの前それが置いてあったんだよ!冷凍の機能は使ってなかったけどね。笑」

 

K「笑」

 

I「その時に思ったのが、常に考えていて良かったのと同時に、うちの子供が喜んでくれたのが良かったなと。それが一番。極端な話、うちの子の為に造った様な物だったんだよ。」

 

K「結論、誰かが喜ぶ物でなければ商品として成り立たないと言う事ですね。」

 

I「そう!会社の為の商品ではなくて、喜んでくれる人の為の商品。誰かの為にやるから仕事が面白いんだよ。そして喜んでくれた時は最高に面白い。」

 

〜出世の道〜

 

K「有り難うございます。では最後に、以前、池田さんに頂いた『日大出身でも社長になれる!』という言葉に対してどのようにすれば社長になれるか。ズバリ!教えて下さい。」

 

I人と同じ事をやらない事、これに尽きるよ。花形のエリートなんて沢山いて、その人達は既存のルートで出世していく。彼らは優秀だから既存のルートで出世できるかもしれないけど、目立つ事をやっていく事で出世する事もまた同じ出世。私の場合は、UFOキャッチャーの件で社内の賞を受賞したからこそ『池田』という名前が社内で有名になった。その様な、人と違うルートを選ぶ事こそが私にとっての方法です。」

 

K「有り難うございました。本日は大変参考になる事ばかりでした。

今後とも、よろしくお願い致します。」

 

I「よろしく!頑張ってね!」

 

池田 理

1973年1月22日生まれ、東京出身

1996年サンデン入社
東海支社配属→関西支社→店舗システム事業部(東京本社)→神奈川支店
→グローバル業務改革推進室(群馬本社)→フィリピン

国内のみの経験で海外現地法人社長となった稀な例。

 

如何でしたでしょうか。

 

為になるお言葉の数々を頂き大変勉強になったと同時に、私も池田さんの元で働きたくなりました。

 

日本で就職活動をしている若い世代の方々には、池田さんの言葉を心に留め、より一層励んで頂ければ幸いです。

 

今後もこちらの企画は続けて参りますので、是非、次回もご覧下さい。

 

 

会社情報詳細

 

 

会社名 SANDEN (現地法人名、Automotive Air-conditioning Technology Philippines, Inc.)
役職 President
名前 池田 理(イケダ オサム)
URL http://sanden.com.ph/

 

 

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